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亀ヶ丘
(地磁気変動の痕跡の残る場所)

坊津町落水と大浦の間にある亀ヶ丘は以前は無線中継所であったが現在公園として整備され、薩摩半島の突端を展望できるスポットになっている。
亀ヶ岡はツインピークで星の見える丘と東シナ海が見える丘と二つの展望エリアがある。
遊歩道が整備されておりハイキングも楽しめる。以前は大裏側からしか林道がなく、坊津側からは落水から登山の必要があった。しかし、現在では落水から大浦を結ぶ林道が整備されておりクルマでドライブコースとして設定しやすい楽しみやすい場所となっている。
晴れていたら北西に金峰山が見え、金峰山の右奥に桜島の御岳が、金峰山の左(北側)に霧島の高千穂の峰と韓国岳が見える(カシミール3Dで確認)。
【追記】 2019年2月15日の南日本新聞に亀ヶ丘とその下の海岸線の岩石に地磁気変動(エクスカーテーション)の記録の残る貴重な場所であるとの報道がありました。詳細は末尾記載(2019年2月加筆)
立神岬
とそこに聳える今岳山(268m)とその手前が今藤峠。
昔は今岳富士と呼ばれていたとのこと。
立神の岬と今岳山の間にある山が長者山(251m)。
今岳山と長者山の間の手前の入り江が閼伽の間(あかのま)
国土地理院の地図を見ると長者山には二等三角点がある。

左下に沖秋目島(びろうじま)
亀ヶ岡にも三角点があり、その先の野間岳は一等三角点である。
大浦干拓
昭和45年:国営大浦潟干拓工事第二工区完成。(第1工区1958・県営1961に完工。すべて併せて面積356.8ヘクタール)
 星の降る丘
 亀が埋め込まれている。
磯間岳と開聞岳
 東シナ海が見える丘から今岳方面
 亀ヶ丘の岩場
 亀ヶ丘の岩場
右下に平崎とその奥に久志湾

岩場の奥には陣が岳が見える。
秋目裏と枇榔島
この島が007は2度死ぬの舞台
 亀ヶ岡はピーク
向かいは星の見える丘
 この大展望が楽しめます。
 亀ヶ丘の巨岩
 亀ヶ丘の展望台

【磁場変動の跡】2019年2月15日の南日本新聞によると神戸大学名誉教授の乙藤洋一郎さんの研究チームが約10年前に発見した中新世紀(約2300万年から530万年前)後期について研究の結果、亀ヶ丘(標高386メートル)は約670万円前の噴火による玄武岩、安山岩の溶岩層で形成されており、山頂部と海岸部では現在と逆の磁気(N極とS極が逆)を示す一方、中腹では現在と同じ磁極を示し溶岩層に地球磁気が逆転しそこなった記録が残るとのこと。

地磁気エクスカーション(磁場変動)という現象が地上の溶岩層に記録されているのは世界的に珍しく、亀ケ丘では「野間エクスカーション」と呼ばれるとのこと。
約20万円前、日本列島ががアジア大陸から分離する時代のデータを調べた際、亀ヶ丘の岩石が不思議な地磁気を示すことが分かり溶岩層から岩石を採取し検証したという。

77万年前の地球の磁場はN・S極が現在と逆転しており過去360万年の間に少なくとも11回逆転したとされる。磁場が完全に逆転した記録は千葉県市原市の古い地層に残っており「チバニアン」(千葉時代)として知られているとある。2019年2月15日の南日本新聞

野間エクスカレーションについての詳細(2019.3.15加筆)

【亀ヶ丘の磁場変動の記事に触れて】
故郷、亀ヶ丘に地球の磁場が逆転する磁場変動の証が残っている場所との報に触れとても驚いた。
私が公益社団法人日本山岳ガイド協会の認定登山ガイドとして山をガイドするときの必需品であるコンパス(磁石)と山の地形図を使うときには磁場のズレは絶えず注意しているからである。
実はコンパスは地図上の真北を指さず北アルプスでは西に7度ずれており、鹿児島の南さつま市秋目辺りでは西に約6度ずれている。これがこの記事にあるエクスカレーション(excursion):偏位である。長い年月の間にこの偏位は起こり伊能忠敬が1809年に薩摩半島を測量したころは磁石は真北を指していたという。
笑い話であるが私が登山ガイドの認定を受けるために長野県の上高地でガイドワークの講習を受けていた時同室になったある企業の山岳部の部長をやっておられる大先輩が持ってきた地図を見て驚いた。私達が地形図に磁北線というコンパスの針が指す北を地図に書き込んでいるとその先輩が「穂高は西に6度だ。」という。皆が「そんなはずはない。西に7度ですよ。」と調べると、なんとその先輩の地図は約30年程前の古い地図・・その時代は西偏6度だったことが分かりいみじくも磁場が少しずつ変動していることを実感した体験であった。
ただ磁場変動の場所というのは亀ヶ丘に来るとS極とN極が逆転するということではなくここにある火山性の安山岩や玄武岩が古い時代に地磁気の極が逆転した記録をとどめているということです。
亀ヶ丘が磁場変動の場所と分かりこれは南さつま市にとってとても大きな財産であり、亀ヶ丘を案内するときの大きな財産となりました。(平成31年2月16日加筆)

2017年(平成29年)8月13日  撮影地


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