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==========麹町ウォーカー(麹町遊歩人)NO.105========

もう直ぐ立冬だと言うのに、まだ初雪も降らない北海道札幌から麹町ウぉーカー(麹町遊歩人)105号を配信します。

東京麹町も暖かいようですね。前号でお伝えした東京都公園協会のHPを見ても、紅葉はまだ一部のようです。でも街を歩くには、絶好の気温です。

さて、先日このメルマガの執筆兼レポーターでもあるH氏と「配信100号の大台を越え、初回の2001年7月以来5年目を迎えたし、ここいらで、もう一度麹町を・・・・・」と編集方針を決定いたしました。

麹町の様相も、5年の間に随分と変わったようです。今回より麹町大通を中心にしたシリーズを配信します。四ツ谷から半蔵門へ、大通りの両側の歩道を闊歩し過去にお伝えした内容も振り返りながらのレポートです。

(尚、文中の過去レポートナンバーの後に、バックナンバーをリンクさせております。)

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四ッ谷駅から半蔵門まで(1)皇居に向かって左側

最初に、麹町大通6丁目から5丁目まで番町側の歩道沿を歩いてみよう。

四ッ谷駅を麹町口に出ると麹町大通りを隔てて南側にイグナチオ教会の丸い建物と十字架の付いた鋭く尖った鐘楼があり、そしてその後ろの白い大きな上智大学の建物が見える。麹町大通り6丁目と5丁目

そして駅前の交差点を半蔵門方面に渡ると、そこはロータリーとサンサン広場になっており、正面にはスクワールビル、その左奥には主婦連会館(プラザ・エフ)がある(麹町ウォーカー92号:以後号数だけ表示します)。

サンサン広場にはトイレが設置され歩道側には国立劇場の案内板と幼い弟を連れた少女が枝に止まったトンボを、人差し指を回しながら採る「トンボ釣り」というブロンズ像がある(8号)。

この広場の辺りが四谷見附の枡形門のあった場所である(32号)。

スクワールビルの正面にかかる時計はこのビルが東京消防庁の関係団体の施設であるところから江戸火消しの纏(まとい)の形になっている(61号)。

スクワールの隣の東急ビル1階にはおにぎりの「おむすび人」があり地下は味のプロムナードとなっており、「御馳走居酒屋チムニー」、「とんかつ肉料理 大阪屋」、居酒屋の「彩菜炉房 がぜん」、「新潟へぎそば地酒 松月」、「中国家常菜 麻棘房」などの飲食店が並んでおり、地下にある飲食店の従業員による客引きが行われる麹町界隈では唯一の場所である。

この辺りが江戸時代尾張徳川家の付け家老で「犬山城主成瀬隼人正」の屋敷のあった場所である(71号)。

「CAFE CRIE」の角を曲がると「酒の坂口」がありその2階はスタンドバーになっており、夕方になると一杯やるサラリーマンで賑わっている(85号)。
ここでお勧めは「酒の坂口」の隣の松尾ビルの地下にある「寿司後楽」のランチである。黙って座れば新鮮で具沢山のランチのちらし寿司(1000円)が出てくる(ランチはチラシ寿司のみである)。お徳でとても美味しいお勧めのランチである。麹町4丁目には別館がある。

隣にある坂口酒店の本社ビルのロビーには江戸時代の玉川上水の水を麹町番町界隈に配水した木管が展示されている(22号)。

はなどうらく麹町ハイツの地下は喫茶店「エル」であり、その前にはお花屋さんの「花どうらく」があり四季とりどり美しい花が飾られている。それにしてもオープンスペースの花屋さんで従業員はとても大変であろうと思う。そして平成18年10月からはヘアサロン「ヘアメークアースEARTH」(以前は英会話の「BERLITZ」であった)、「鮨のたちばな」のある建物の5階には「弁護士会四谷法律相談センター」がある。「鮨のたちばな」とUFJ銀行との間の路地を入ると心法寺がある。千代田区内で唯一お墓のある江戸の初期に創建された歴史のあり、酒樽の形をしたお墓があること等、過去2回取り上げた(18号81号)。そしてこの境内に「裏千家戸田即日庵」がある。

少し進むとUFJ銀行の前に少女が石に腰掛けている「聴く」というブロンズ像があり、そして「マクドウエル洋装店」、「高橋かつら」、居酒屋の「旬鮮酒場 天狗」そしてコンビニの「ポプラ」、その正面が「仲良し広場」である。

以前「マクドウエル洋装店」のおばあちゃんに昔の麹町界隈の話を聞いたとき昔の麹町大通は現在の中央分離帯辺りまでで、拡張工事により番町側の住民が引き下がったという話を聞いた。さらにここのおばあちゃんは岡山の出身でNHKの朝のドラマ「あぐり」の主人公の吉行あぐりさんの女学校の二つ後輩だと教えていただいた(「あぐりの美容室」は52号)。

この広場の後ろに聳える建物がセブンイレブン、イトーヨーカ堂グループの本社ビルである。その前に時計の付いた尖った屋根を持つ建物がある。そして仲良し広場の一番奥にある桜の木は「ふゆ桜」で毎年12月から1月頃まで白い桜の花を咲かせる。そしてこの公園の中央にある街灯の上にはてんとう虫の形をした光センサーのカバーが付けられている(58号)。

さわに公園の中には今にも池に飛び込もうとする「飛び込み」という少女のブロンズ像があった(8号:前掲 仲良し公園は平成18年5月に改修されブロンズ像はなくなってしまった。)

仲良し広場の前の信号を渡ると麹町5丁目になり工場直売のゴルフショップ「アメリカン倶楽部」があり、その隣のビルの袖看板に「オートガイド」という会社が見える。この会社は「赤本」と呼ばれる中古車の毎月の下取り価格や買取価格の相場を出版している車に関する業界ではよく知られた会社である。

そして日本工営のビルには24時間営業のプロショップ「肉のハナマサ」がある(85号)。

その地下は「麹町サブロード」となっている。「麹町サブロード」には「中国大陸料理 桃李天下」、居酒屋「祭りや」、イタリア料理「パラディーゾ アルトロ」、「とんかつ じん屋」、「ビアレストラン 麹町メルサ」、「割烹酒造 祭りや」等があり、昼はランチに夜は一杯やるサラリーマンで賑わっている。特に「桃李天下」は本格的な中国の特級料理人による美味しい本物の中華料理をリーズナブルな価格でいただける。

そして麹町大通が大きく左に曲がる場所にオリコカード・クレジットの株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)本社ビルである。オリコの本社ビルは2000年に完成した21階建てのビルでJR四ッ谷駅からも望める麹町界隈のランドマークになっている。

オリコ本社ビルの裏の人口の小川 これだけ見たらここが麹町であることを忘れさせてくれる憩いの場である

オリエントコーポレーションの建物は裏にあるマンション棟と一体となって「麹町ミレニアムガーデン」とよばれとても広い公開スペースがとられており、ビルの裏側には人工の小川のある四季折々に花が咲き乱れる庭がある。このオリコ本社の前は山王祭のお神酒所が設けられたり、新春の木遣り・纏振り・梯子乗り・寿獅子舞なども披露される場所である。そして、その一角に千代田稲荷が祭られており、夜ともなるとオリコ本社ビルの前にある境界石に灯りが燈され、オリコとハナマサとの間の路地の奥に千代田稲荷の赤い小さな社が浮かび上がり、ここが麹町なのかと思わせる幻想的な光景であり、是非足を踏み入れてほしい場所である(68号)。

そしてオリコ本社ビルの裏側辺りが裏千家今日庵東京本部があった場所である(7号)。

そしてこのオリコの本社ビルがある場所が麹町5丁目で4丁目との境界になる。

 

麹町大通6丁目から5丁目まで皇居に向かって紀尾井町側の歩道沿。

四ッ谷駅の麹町出口を出て麹町大通を渡ると聖イグナチオ教会の前に出る(3号)。

教会と土手の間の通りは食違い見附、ホテルニュー・オオタニに続く道で、桜の名所である(69号)。

教会の鐘楼の隣にはイエズス会の本部がある。イエズス会というと我が国に1549年にキリスト教を伝来させたフランシスコ・ザビエルの会派として誰もが知っているであろう。そしてこの聖イグナチオ教会はイエズス会の創設者で初代総会長を務めたイグナチオ・デ・ロヨラに由来するのだという。

ミサの始まる正午や夕方7時ごろに聖イグナチオ教会の鐘が鳴り響くのは四谷見附の風物といっていいだろう。クリスマスにこの鐘を聞きながら歩くとなかなかロマンチックである。現在この鐘楼の裏に8階建ての「イグナチオレジデンス(仮称)」が建築中で平成19年3月に完成の予定である。

上智大学聖グナチオ教会の隣には上智大学の正門がある。1913年に創立された上智大学もイエズス会によって創られた大学である。上智大学は「SOPHIA UNIVERSITY」ソフィア・ユニバーシティと呼ばれるがこのソフィアはギリシャ語の「ΣΟΦΙΑ」の「人を望ましい人間へと高める最上の叡智」すなわち“上智”( SOPHIA)なのだという。毎年11月初旬になると有名なソフィア祭が開催されている。

そしてそのまま上智大学沿いに進むと、「東京北斗監査法人」、「EXCELSIOR CAFFE」、コンビニの「SUNKUS」、そして麹町6丁目信号機の角に衣料品店「FUNJACK」、「フォトショップ」があり、その2階には「アイリシュパブ ザ・モリガンズ」がある。この1階に平成17年11月4日に宝くじ売り場ができた。

「EXCELSIOR CAFFE」の前には左手を上げた「永遠なる少女」のブロンズ像がある。

麹町6丁目信号機の角の路地を入るとすぐに麹町本町郵便局があり、突き当たりが上智大学東門で、この路地を道なりに下っていくと、東京スタイル本社を抜けて紀尾井町の紀尾井坂下の交差点に出る。

郵便局の前には「かわちや」という八百屋さんと「魚清」という魚屋と小料理屋「きよせ」があり、ここの魚料理は美味しいと評判である。

そのまま半蔵門方面に進むと「Tully caffe」があり、その下に平成17年10月に「Ton&Go‘s Dining(タンゴーズ ダイニング)」が出来た。
そして隣の中田ビルには以前この界隈では珍しい高級女性下着のショップだったが平成18年7月に野村證券麹町支店ができた

狭い路地の奥に中華の「晴華」があり、昼になると多くのサラリーマンが並んでいる。そして昔ながらの写真屋さんの「京浜光学」、「蛇乃目寿司」、コピーショップの「Fedex Kinkos」、「オフィスデパート」、「ブックガーデン」がある。

ブックガーデンのあるあたりは大正時代には黒くて大きな大和質店の蔵が並んでおり、この蔵は「天保の大飢饉(1837年頃)」のとき、持ち主が貧困者に食い扶持を与えるため職を与えて作ったため「お助け蔵」と呼ばれていた(76号